最近SNSや会話の中で「メロい」という言葉をよく耳にするようになりました。推しやキャラクターを前にして「かわいすぎてメロい!」と表現する人も増えており、若者文化の中で定着しつつあります。意味としては「メロメロになるほど心惹かれる」というニュアンスですが、その元ネタや語源にはいくつか説があり、さらにオタク文化やSNSで流行した経緯も見逃せません。
この記事では「メロいの元ネタ」や「由来」「流行のきっかけ」をわかりやすく解説していきます。
メロいの元ネタとは?意味と語源をわかりやすく解説
- メロいの元ネタは「メロメロ」から来ている?
- 英語「mellow(メロウ)」由来説について
- オタク文化で生まれた新しい感覚語としての背景
メロいの元ネタは「メロメロ」から来ている?
「メロい」の最も有力な元ネタは、日本語の「メロメロ」です。
「メロメロになる」とは「夢中になってしまう」「骨抜きになる」という意味。そこから「メロい=とてもかわいい・かっこいい・惹かれる」というスラングが生まれたと考えられます。
語感を縮めただけで意味が伝わるシンプルさが、若者に使いやすく広まった理由といえるでしょう。
英語「mellow(メロウ)」由来説について
一部では、英語の「mellow(メロウ)」から影響を受けた説もあります。
「mellow」は「柔らかい・甘い・心地よい」といった意味があり、「メロい」という響きに「甘い雰囲気」「とろけるような可愛さ」を連想させたとも考えられます。
ただしこの説は確実ではなく、一番根強いのはやはり「メロメロ」由来説です。
オタク文化で生まれた新しい感覚語としての背景
「メロい」は、アイドルファンやアニメ・ゲーム好きの間でよく使われてきました。特に推しを見て心が奪われた瞬間に「これはメロい!」と表現する文化が根付いたのです。
オタク界隈での独自表現がSNSを通じて一般層にも広がったことが、この言葉を定着させた大きな背景といえるでしょう。
メロいが流行したきっかけとは?元ネタとの関係も紹介
- SNSで使われ始めた時期と広がり方
- オタク・推し文化で定着した理由
- 流行語として若者に広まった経緯
SNSで使われ始めた時期と広がり方
「メロい」という言葉が目立ち始めたのは2020年ごろから。
当初はX(旧Twitter)やTikTokなどでオタク文化を発信する人たちが使い始め、徐々に拡散しました。
特に「推し活」「尊い」といった言葉とセットで使われるケースが多く、SNSでの共感表現として一気に広がったのです。
オタク・推し文化で定着した理由
オタク文化では、感情を短い言葉で表すことがよくあります。「尊い」「しんどい」「エモい」などが代表例です。
その中で「メロい」も自然に加わり、「推しに夢中で心が溶けそう」という感覚を一言で表現できる便利さから定着しました。
感覚的な言葉だからこそ、若者に受け入れられやすかったといえます。
流行語として若者に広まった経緯
2022〜2023年になると「メロい」はオタク界隈を越えて、一般の若者にも浸透しました。
言葉の響きがかわいらしく、友達同士の会話やSNSで気軽に使えるため、一気に拡大。さらに辞書やトレンドワード集に取り上げられたことで、若者言葉としての地位を確立したのです。
メロいの元ネタとは?まとめ
- 「メロい」の元ネタは主に「メロメロ」で、強く惹かれる・夢中になるという意味から派生
- 一部では英語「mellow(メロウ)」由来説もある
- 2020年ごろSNSで使われ始め、2022〜2023年にオタク文化を中心に拡大
- 推し文化・若者文化で定着し、流行語として一般にも広まった