「ここをキャンプ地とする」という言葉は、ネット上でもたびたび引用される有名なフレーズです。
一見すると普通のセリフのようですが、実はバラエティ番組『水曜どうでしょう』の名場面で生まれた伝説のセリフなんです。
この記事では、「ここをキャンプ地とする」の元ネタや放送回、誰のセリフなのか、そしてなぜ名言として広まったのかを詳しく解説します。
ここをキャンプ地とするの元ネタとは?
- ここをキャンプ地とするの初出シーン
- 誰のセリフ?
- 放送回と放送日
- 名言が生まれた背景
ここをキャンプ地とするの初出シーン
「ここをキャンプ地とする」は、北海道テレビ(HTB)の人気番組『水曜どうでしょう』の**「ヨーロッパ・リベンジ」企画(第3夜)で初めて登場しました。
宿探しに失敗し、深夜に野宿することになったシーンで、ディレクターの藤村忠寿さん**がテンション高く叫んだ言葉です。
場所はドイツ・トレンデルブルク近郊。夜遅くまで宿を探しても見つからず、ついに「ここをキャンプ地とする!」と宣言し、道端でテントを張ることに。
その場の勢いと状況の悲惨さが重なり、視聴者の笑いを誘いました。
誰のセリフ?
この名言を発したのは、番組ディレクターの藤村忠寿さんです。
出演者である大泉洋さんや鈴井貴之さんではなく、裏方の藤村Dが自ら発したこのセリフが印象的だったのです。
もともと『水曜どうでしょう』は、ディレクターもカメラの後ろからツッコミを入れたり、出演者と一緒に旅をする独特なスタイルで知られています。
その中で藤村Dの「ここをキャンプ地とする!」は、番組の自由さと混沌を象徴する瞬間となりました。
放送回と放送日
「ヨーロッパ・リベンジ」は1999年10月6日〜12月8日にかけて放送されました。
この名場面が登場するのは**第3夜(1999年10月20日放送)**です。
旅の舞台はドイツで、グリム童話ゆかりの地を巡る過酷なスケジュールの中で起こったワンシーンでした。
名言が生まれた背景
このセリフが生まれた背景には、「どんな状況でもロケを止めない」番組精神があります。
ロケ中に宿が取れず、やむを得ず道端での野宿。そんなピンチを笑いに変える姿勢こそが、『水曜どうでしょう』らしさです。
藤村Dの「ここをキャンプ地とする!」という開き直りの一言は、絶望的な状況を逆手に取ったポジティブなギャグとして視聴者の心に残りました。
なぜ「ここをキャンプ地とする」が名言になったのか
- 水曜どうでしょうの人気と藤村Dのキャラクター
- 野宿シーンの衝撃とファンの反応
- 後の作品での再登場
- 現在も使われる理由
水曜どうでしょうの人気と藤村Dのキャラクター
『水曜どうでしょう』は当時からカルト的な人気を誇る番組でした。
藤村Dの明るく豪快なキャラクターと、どんなトラブルも笑いに変える姿勢がファンの支持を集め、彼の発言一つひとつが名言化していきました。
野宿シーンの衝撃とファンの反応
「ここをキャンプ地とする!」のシーンは、深夜0時に本当に道端で野宿するという異常な状況。
大泉洋さんの疲れ切った表情、ミスター鈴井さんの諦め顔、そして藤村Dのハイテンション。
そのカオスな空気感が視聴者に強烈な印象を与えました。
後の作品での再登場
このフレーズはその後も番組内で再登場し、「どうでしょう班」の代名詞のような存在に。
新作やイベントでも藤村Dがネタとして再び口にすることがあり、番組の象徴的ワードとして定着しました。
現在も使われる理由
今では「ここをキャンプ地とする」は、**「とりあえずここで落ち着こう」「妥協点にする」**といった意味でネット上でも広く使われています。
その汎用性と語感の面白さから、SNSやゲーム実況、日常会話でも引用されるようになりました。
まさに『水曜どうでしょう』を代表するフレーズの一つです。
ここをキャンプ地とする 元ネタ まとめ
- 元ネタは『水曜どうでしょう ヨーロッパ・リベンジ』第3夜(1999年10月20日放送)
- 発言者はディレクターの藤村忠寿さん
- ドイツで宿が見つからず、道端で野宿することになった際のセリフ
- 困難を笑いに変える「どうでしょう」精神の象徴
- 今でもネットで引用される名言として人気