アイドルのライブやネット文化の中で有名な「言いたいことがあるんだよ!」コール。実はこれは**ガチ恋口上(がちこいこうじょう)**と呼ばれるコールの代表例です。ファンが推しに対して本気の気持ちを叫ぶスタイルで、今では広く知られるようになりました。
この記事では、「言いたいことがあるんだよ!」コールの元ネタや歴史、発祥説についてわかりやすく解説します。
言いたいことがあるんだよコールの元ネタとは?
- 言いたいことがあるんだよコールとは
- ガチ恋口上の意味
- 元ネタは地下アイドル?
- 流行した時期
言いたいことがあるんだよコールとは
「言いたいことがあるんだよ!」で始まるコールは、ファンがライブの合間に推しへ愛を叫ぶお決まりのフレーズです。
その内容は「やっぱり〇〇はかわいいよ!」「世界で一番愛してる!」といった熱烈な告白のような言葉が続き、観客同士が掛け合いで盛り上げます。
ガチ恋口上の意味
このコールはガチ恋口上と呼ばれます。ガチ恋とは、推しに本気で恋をしてしまう感情を指し、その気持ちをライブ中に口上として叫ぶことからこの名前がつきました。
いわば「本気の愛の告白をコールにしたもの」であり、通常の盛り上げコールとは一線を画しています。
元ネタは地下アイドル?
もっとも有名なガチ恋口上が「言いたいことがあるんだよ!」で始まるもので、地下アイドルのライブ現場で広まったのが元ネタとされています。大手アイドルよりも距離感の近い地下アイドル文化だからこそ、ファンの熱量がそのまま形になったと言えるでしょう。
流行した時期
このガチ恋口上が広く知られるようになったのは2010年代前半。2013年頃からネットでも話題になり、動画サイトやSNSを通じて一気に拡散しました。現在では「定番コール」として多くのファンが知る存在になっています。
言いたいことがあるんだよコールの歴史と発祥説
- 大分のchimo発祥説
- アニクラ文化からの影響
- ネットで広まった時期
- 現在も使われている?
大分のchimo発祥説
一部のファンの間では、「2012年頃に大分のご当地アイドル chimo の現場が発祥」という説が語られています。確実な記録は残っていませんが、地方アイドルから広まった可能性は十分に考えられます。
アニクラ文化からの影響
別の説として、アニソンDJイベント(アニクラ)でのコール文化がアイドル現場に持ち込まれたという見方もあります。アニクラでは「松たか子コール」など独自の口上文化が存在しており、その影響で「ガチ恋口上」へと発展したという説です。
ネットで広まった時期
「言いたいことがあるんだよ!」コールは2013年頃からネット掲示板や動画サイトで拡散し始め、オタク文化の中で一気に広まりました。ライブ現場での掛け合いを見た人がSNSに投稿したことで、さらに知名度が高まったのです。
現在も使われている?
現在でも地下アイドルの現場を中心に、ガチ恋口上は行われています。ただしコール文化自体が時代によって変化しているため、会場やグループによっては使われない場合もあります。それでも「言いたいことがあるんだよ!」はガチ恋口上の代名詞として残り続けています。
言いたいことがあるんだよコールの元ネタまとめ
- 「言いたいことがあるんだよ!」はガチ恋口上の代表的なコール
- 元ネタは地下アイドル現場で生まれたとされる
- 2010年代前半に広まり、2013年頃からネットで話題に
- 発祥は「大分のchimo」説や「アニクラ文化」説がある
- 現在も地下アイドルを中心に行われる定番コール