インターネットで話題になっている「ゲイリーにありがとうと言って」。一見するとただの可愛い猫ミームのようですが、その背景には海外発の元ネタや、日本での急速な広がりの理由があります。
この記事では、「ゲイリーにありがとうと言って」の元ネタや流行のきっかけ、日本での広がり方やSCPとの関連性の誤解について詳しく解説していきます。
ゲイリーにありがとうと言っての元ネタとは?流行のきっかけ
- ゲイリーにありがとうの元ネタの起源とは?
- ゲイリーにありがとうはいつ頃から流行った?
- ゲイリーにありがとうは怖い?仕掛けられたミームの実態
ゲイリーにありがとうの元ネタの起源とは?
「ゲイリーにありがとうと言って」の元ネタは、2024年夏にTikTokで登場したとされています。アカウント「@biscuitsndgary」が「Gary has brought you ○○」という形式の動画を投稿し、その最後に「Say thank you to Gary(ゲイリーにありがとうと言って)」と締めくくるのが定番となりました。
このフォーマットは3つの文で構成されます。
- 「Gary has brought you ○○(ゲイリーが○○を持ってきたよ)」
- 「He wants you to 〜(彼はあなたに〜してほしいと思っている)」などの動機づけ
- 「Say thank you to Gary(ゲイリーにありがとうと言って)」
視聴者はコメント欄で「ありがとうゲイリー」と返すのが暗黙のルールとなり、参加型のミームとして急速に拡散していきました。
ゲイリーにありがとうはいつ頃から流行った?
TikTokで生まれたこのミームは、2024年後半にはInstagramやX(旧Twitter)でも見られるようになりました。そして2025年春、日本語アカウント「@garyJapan__」が登場し、日本国内での普及が始まります。
特に2025年7月、ゲイリーが「たまごサンドを持ってきた」という投稿をきっかけに大きな話題となり、瞬く間に拡散しました。このとき、多くのユーザーが「ありがとうゲイリー」と返す文化が根付き、ネット上での流行が加速しました。
ゲイリーにありがとうは怖い?仕掛けられたミームの実態
「ゲイリーにありがとう」は一見すると可愛い猫ミームですが、実際には暗号資産やマーケティングを背景にした“仕掛けられたプロジェクト”であることも報じられています。運営側は「インターネット最大級の猫ミームを作る」という目標を掲げ、SNSで拡散を促しています。
また、日本語訳の「〜と言って」という命令口調が不気味に感じられ、SCP(架空の特異存在を扱う創作企画)を連想させることも、単なるネタ以上の広がりを生みました。
ゲイリーにありがとうと言っての元ネタと日本での広がり
- なぜ命令口調が不気味だと言われるのか
- 日本版アカウントの登場と拡散のきっかけ
- SCPとの関連性や誤解について
なぜ命令口調が不気味だと言われるのか
「ゲイリーにありがとうと言って」というフレーズは直訳で「Say thank you to Gary」です。英語では自然な表現ですが、日本語に訳すと命令形になり、受け取る人によっては強制感や違和感を覚えます。これが「ちょっと怖い」「不気味」と話題になり、ネット上でさらに注目を集める要因となりました。
日本版アカウントの登場と拡散のきっかけ
2025年3月、日本語のXアカウント「@garyJapan__」が開設され、日本向けの投稿が始まりました。最初はじわじわと拡散していましたが、7月に「たまごサンド」の投稿がトリガーとなり、一気に注目を浴びました。
ユーザーは気軽に「ありがとうゲイリー」と返すことで参加できるため、短期間で大規模に広がったのです。
SCPとの関連性や誤解について
一部のユーザーは、このミームを「SCP-039-CAT」と呼んでいます。しかし、SCP財団公式のSCP-039はまったく別の存在であり、猫とは関係がありません。あくまでファンによる二次的な呼称やジョークにすぎないのです。
こうした「公式と非公式の混同」や「不気味な命令口調の演出」が、結果的にミームをさらにユニークで印象的なものにしています。
ゲイリーにありがとうと言っての元ネタは?まとめ
- 元ネタは2024年7月のTikTok投稿(@biscuitsndgary)
- フォーマットは「持ってきた→動機づけ→ありがとうと言って」の三段構成
- 2025年春〜夏に日本語版アカウントの登場で一気に拡散
- 命令口調が不気味さやSCP的雰囲気を生み、話題性を後押し
- 実態は暗号資産プロジェクトと結びついた仕掛け型ミーム