「くっころ」という言葉は、ネット上でよく見かけるフレーズのひとつです。もともとは「くっ、殺せ!」というセリフから生まれたとされ、ファンタジー作品で女騎士が敵に捕まったときに発する決意の言葉として知られています。そこから転じて、キャラクターやシチュエーションをネタ化した“くっころ系”というジャンルまで生まれました。
この記事では、「くっころの元ネタ」「いつ頃から流行したのか」「使い方」などについて詳しく解説します。
くっころの元ネタとは?流行のきっかけ
- くっころの元ネタの起源とは?
- いつ頃から流行った?
- くっころが使われる場面とは?
くっころの元ネタの起源とは?
「くっころ」は「くっ、殺せ!」というセリフを略したネットスラングです。
このセリフは、捕らわれの女騎士が敵に屈するくらいなら自らの死を選ぶという、ファンタジー作品でよく見られる展開を象徴しています。
明確な初出は不明ですが、インターネット掲示板や二次創作の中で、こうした場面をネタ的に描く文化が生まれ、そこから「くっころ」という略語が定着しました。
古くはゲーム『タクティクスオウガ』の台詞「こ、殺せ!」などが元ネタとして挙げられることもあり、当時から“女戦士の誇り”を象徴するセリフとして親しまれていたようです。
いつ頃から流行った?
「くっころ」という言葉がネットで広まったのは、2010年代前半ごろと言われています。
PixivやTwitterなどで「女騎士 くっころ」といったイラストやSS(ショートストーリー)が多く投稿され、ジャンル名のように扱われるようになりました。
特に「くっころ女騎士」というタグが定着したことで、**「捕まっても気高く誇りを捨てない女性キャラ」**を指す定番ワードになっていきました。
くっころが使われる場面とは?
「くっころ」は、主にフィクションの中でキャラクターの立場を揶揄したり、ファンアートでパロディ的に使われることが多い言葉です。
たとえば、
- RPGやアニメの戦闘シーンで捕らわれた女性キャラ
- 勇敢だが不運な騎士キャラ
- 敗北後もプライドを捨てないヒロイン
といったシチュエーションで「くっころ」と使われます。
現在では真面目なセリフというより、ネタやギャグとして扱われるケースがほとんどです。
くっころの意味と使い方を解説
- 女騎士キャラとの関係
- 代表的なくっころキャラ「ダクネス」とは
- ネットでのくっころの使い方
女騎士キャラとの関係
「くっころ」と最も関係が深いのが、**“女騎士”という archetype(典型)**です。
彼女たちは強く誇り高く、敵に屈しない精神を持つキャラクターとして描かれることが多く、「くっころ」というセリフはその象徴といえます。
そのため、ネットでは「女騎士=くっころ」といったイメージが定着。
さらにこの構図がパロディ化され、「くっころ女騎士」という定番キャラ像が誕生しました。
代表的なくっころキャラ「ダクネス」とは
アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場するダクネスは、“くっころキャラ”の代名詞として知られています。
彼女は女騎士でありながら、戦闘中に攻撃されることを快感と感じるという“ドMキャラ”で、そのギャップが人気を呼びました。
ファンの間では「自ら進んでくっころしそう」とネタにされ、「くっころ系キャラ」のイメージを決定づけた存在となっています。
ネットでのくっころの使い方
現代では、「くっころ」は本来の意味よりもネタ・ジョークとしての使い方が主流です。
たとえば、
- 自分の失敗を茶化して「くっころ……」とツイートする
- ゲームやアニメの中で似たシーンにコメントする
- イラストのタイトルやタグに使う
など、軽いユーモアを交えた使い方が広まっています。
つまり、「くっころ」は今や**“気高い敗北”をコミカルに表現するネットスラング**として進化したと言えるでしょう。
くっころの元ネタとは?女騎士セリフが生んだネットスラングの起源を徹底解説!まとめ
- 「くっころ」は「くっ、殺せ!」を略した言葉。
- 女騎士キャラが敵に屈せず誇りを守るシーンが原型。
- 2010年代ごろからネットで「くっころ女騎士」タグとして流行。
- 『このすば』のダクネスが代表的なくっころキャラ。
- 現在ではネタ・ジョークとして広く使われる。