ネットで話題になっている「感謝の神 アザス」。まるで本当に存在する神様のように語られることもありますが、その正体はネットスラングやラジオ発祥のネタでした。特に霜降り明星のラジオ番組「オールナイトニッポン」でのリスナー投稿、そしてGoogle検索のAI誤情報がきっかけとなり、再び広く知られる存在となったのです。
この記事では、感謝の神アザスの元ネタから流行のきっかけ、そして現在の使われ方までを詳しく解説します。
感謝の神アザスの元ネタとは?流行のきっかけ
- 感謝の神アザスの元ネタは霜降り明星のラジオ
- 一行コーナーで読まれた投稿内容
- リスナー間で広まったネタの特徴
- SNSでの言及と初期の広がり
感謝の神アザスの元ネタは霜降り明星のラジオ
感謝の神アザスは、芸人・霜降り明星のラジオ番組「オールナイトニッポン」のリスナー投稿コーナー「一行」で読まれたネタが起源とされています。
一行コーナーで読まれた投稿内容
2021年2月の放送回では「感謝の神アザス 我、感謝の神アザスなり。」という投稿が紹介され、後に「帰って来た感謝の神アザス」といったバリエーションも登場しました。番組内で繰り返し扱われたことで、リスナーの間で定番ネタとして定着したのです。
リスナー間で広まったネタの特徴
「アザス」は「ありがとうございます」を砕けた形にした若者言葉。その響きを神格化して「◯◯の神」に仕立てる言葉遊びが面白がられ、他の「挨拶の神 チャス」「依頼の神 オナシャス」と並ぶシリーズとして親しまれました。
SNSでの言及と初期の広がり
ラジオを聴いたリスナーが投稿内容をSNSに書き込み、ファン界隈で共有されていきました。最初は知る人ぞ知るネタでしたが、徐々にX(旧Twitter)や掲示板でも「霜降り明星ANNで出てきたアザス」という形で言及され、外部にも広がっていきました。
感謝の神アザスがネットで再流行した背景
- GoogleのAI概要による誤情報事件
- 「◯◯の神」シリーズとして拡散
- まとめサイトやブログで神話風に解釈
- 現在の使われ方と定着理由
GoogleのAI概要による誤情報事件
2024年末にはGoogle検索のAI概要が「アザスはギリシャ神話に登場する感謝の神」と誤って説明してしまい、大きな話題に。実在の神と誤認させるこの情報は多くのユーザーに突っ込まれ、拡散の火種となりました。
「◯◯の神」シリーズとして拡散
このタイミングで「感謝の神 アザス」を中心に、「挨拶の神 チャス」「依頼の神 オナシャス」など、日常語を神格化したシリーズネタが一気にSNSでまとめられ、拡散されました。
まとめサイトやブログで神話風に解釈
その後、まとめ記事や個人ブログが「感謝の神アザスはどんな神か」と神話風にアレンジした解説記事を作成。SEO的に検索需要を狙った記事が量産され、一般ユーザーにも知られる存在となりました。
現在の使われ方と定着理由
現在では「感謝します」「ありがとう」のユーモラスな言い換えとして「感謝の神アザス」という表現がSNSや日常会話で使われています。ラジオ発祥のネタが、AI誤情報をきっかけに再び注目され、ネット文化として定着したと言えるでしょう。
感謝の神アザスの元ネタと流行のきっかけまとめ
- 元ネタは霜降り明星のオールナイトニッポン「一行」コーナーの投稿
- 「アザス=ありがとうございます」を神格化した言葉遊び
- AI検索の誤情報が拡散を後押し
- 「◯◯の神」シリーズの一員としてSNSで再流行
- ブログやまとめサイトの解説記事で検索需要が定着